STANDART vol.15

STANDART vol.15

販売価格: 2,090円(税込)

25cm×18cm 132P

世界中のコーヒーにまつわる物語を紹介するオルタナティブなコーヒーマガジン『STANDART』。

第15号のキーワードは「照明」「抱擁」「コーヒー」。

数多いるコーヒープロフェッショナルの誰に、そして数々の国境をまたぐコーヒーの取引のどこにスポットライトはあてられるべきなのか、そして新旧さまざまなアイディアを受け入れる準備が私たちにはできているのか、今号もコーヒーという窓から政治、歴史、気候変動、マーケティング、ジェンダーにいたるまで多種多様なトピックを見つめていきます。


【コンテンツ】

・イエメン
世界で初めてコーヒーが商業用に栽培されたというイエメンですが、長きにわたる内戦と人道的危機の影響で、かつての栄光に影が差しつつります。コーヒーは世界進出のチャンスを掴んだこの地につかの間の平穏をもたらせるのでしょうか?

・スペシャルティの限界:環境政策と左派
「スペシャルティ」とは、ある一定の水準をクリアしたコーヒーすべてに自動的に与えられるべき称号なのか。環境への取り組みは生豆の評価項目に加えられるべきなのか。あるチャットから始まった、「スペシャルティ」の定義を巡る熱い議論。

・店名の裏側
カフェの店名に隠された意味や願いについて、世界中にある私たちお気に入りのカフェのオーナーやその友人に聞きました。

・Meet Your Barista
「自分のコーヒー」を求めて小笠原諸島の父島にたどり着いたUSK COFFEEのUSK (宮川雄介)さん。台風吹き荒れる離島でコーヒー栽培に挑む彼の半生に迫ります。

・ロブスタの再考
スペシャルティコーヒーの世界では長きにわたってアラビカの陰に隠れてきたロブスタ。でもそのイメージは現在変わりつつあります。私たちはベトナムへ向かい、ロブスタの起源に迫りました。

・シャウト!
長崎県にあるKARIOMONS COFFEE ROASTER のオーナー伊藤 寛之さんに、バリスタの役割について彼が現在抱えているモヤモヤを吐き出してもらいました。

・ボスでいるということ
ドイツ・ベルリンのThe Barn オーナーRalf Ruellerさんが語る、人生の波や輪について。コーヒーの世界に入る前は銀行員、さらには役者として生活し、日本での生活も経験した彼が目指すものとは。

・コーヒー企業のサステナビリティ戦略
サステナビリティの推進自体は必要で良いこと。でも誠実さや真正性に目を向けると、「グリーンウォッシング」をはじめとする見たくない現実が浮かびあがってくることも。サステナビリティはどう評価し、誰に向けてどのようなメッセージを発信することが求められているのか、ワールドコーヒーリサーチ(WCR)に長年勤めるGreg Meenahan氏が解説します。

・ホスピタリティ最前線:フードプリント
気候変動の主因であり、解決策にもなりうる食料生産。その行く末を左右するのが、私たちの日々の選択です。食べるものの選択や食品廃棄について考えなければいけないポイントをご紹介します。

・欲望の客体
時としてセクシーな一面を見せるコーヒー器具に愛の言葉をささやく、バリスタやホームブリュワーの姿をまとめたフォトエッセー。

などなど。