工芸青花 16号

工芸青花 16号

販売価格: 11,000円(税込)

30cm×21cm 144P
望月通陽の型染絵を貼付したページあり
限定1000部


『芸術新潮』『とんぼの本』などの編集を手掛けてきた編集者、菅野康晴さんが新たに立ち上げた「工芸」の雑誌。雑誌といっても布張り、ハードカバーで限定1000部と、もうこの本そのものが、ある種の工芸品のようなものかもしれません。

世代を問わず、骨董、工芸、建築をもう一歩、深く味わうための指南書です。


今号の特集は、2019年3月に閉店した骨董と現代工芸の店「さる山」について。「生活工芸」と「古道具」の時代と言われる2000年代を代表した店の文化史的意味を考察します。
他にも、花人の川瀬敏郎と茶人の木村宗慎が語る「侘びとはなにか」、サンクトペテルブルク在住の骨董商、毛涯達哉と考古学者の松本圭太によるスキタイ概説、美術家、染色家の望月通陽による随筆など。



目次 Contents

1|「さる山」の店と仕事
The Shop Saruyama and his work
・余白と多 沢山遼
・聞書・猿山修小伝 山本千夏
・猿ちゃんと野生 赤木明登

2|川瀬敏郎の花 侘び
Flowers by Toshiro Kawase and Wabi
・芭蕉の侘び、利休の侘び 青柳恵介

3|ロシアとスキタイ
Russia and Scythian Art
・ピアノと骨董 毛涯達哉
・古代ユーラシアの草原から 松本圭太

4|望月通陽と as it is
Exhibition of Michiaki Mochizuki at museum as it is
・安堵の手法 望月通陽
・マルテの決意 望月通陽

連載 Series
・ロベール・クートラスをめぐる断章群10 堀江敏幸

扉の絵
精華抄