アルテリ 十二号

アルテリ 十二号

販売価格: 1,100円(税込)

数量:
21cm×14cm 168P


熊本にゆかりのある作家や書き手が中心となって、文学の衰退に抗うために創刊した雑誌『アルテリ』。

「アルテリ」とは、「職人の自主的な共同組織」を意味する言葉。何にも縛られない、自由な書き手のささやかな発信の場でありたいとの気持ちが込められています。

今号は、石牟礼道子の日記連載に続き、渡辺京二の日記連載もスタート。東日本大震災から10年、熊本地震から5年。地震のことを記した文章も。その他、黒田征太郎によるエッセイ「空襲のこと」など、忘れてはいけないことがずっしりと詰まった1冊です。
表紙絵は坂口恭平。



〈目次〉
池澤夏樹   「外から来るもの」
伊藤比呂美  「石牟礼さんが四十だ」
石牟礼道子  「日録(2)」
大津 円   「朝あけは静かに」
渡辺京二   「日記抄(1)」
坂口恭平   「会社部」
吉本由美   「ひきだしの中」
川野太郎   「夜行」
黒田征太郎  「空襲のこと」
盛山麻奈美  「ふたりの聞こえるひとを産み育てその傍らで思うこと」
土方正志   「あの日々は続く」
浪床敬子   「おとうさんの梅の木」
磯 あけみ  「夜の公園」
田尻久子   「くらやみにひかる月」