編集の提案 / 津野海太郎

編集の提案 / 津野海太郎

販売価格: 2,200円(税込)

数量:
19cm×13cm 288P

再入荷しました。

出版社・晶文社での活動をはじめ、出版文化の重要人物でありつづけ、テント 演劇の時代からコンピュータの世紀までを駆け抜けてきた著者による、過去を携え、現在と共に呼吸し、未来を見すえる“編集者以外の人のための”編集論アンソロジーです。

著者の津野海太郎さんは、『ワンダーランド』や植草甚一の著作などの晶文社での活動や雑誌『本とコンピュータ』など、出版文化の重要人物でありつづける伝説の編集者。本書では、1977年から2001年に書かれた文章に加え、鼎談(津野海太郎×宮田文久×若林恵)を新たに収録。

話し言葉を書き言葉にすること、「雑誌」という媒体の魅力、植草甚一や片岡義男、平野甲賀との仕事、アマチュアができること、印刷という複製技術の喜び、理想の書物について、編集者のくせ…。「編集」という言葉の範囲が広がりすぎて、逆になんのことなのかよくわからなくなってしまった今だからこそ、津野さんの本質的で純度の高いまなざしは、鮮烈な印象を与えてくれます。

社会のなかにはきっと、「編集」がなしうることがある。点と点を結んで新しい像を描くこと。それは、本や雑誌だけでなく、社会のありとあらゆる場で必要とされていることだと思います。