WORKSIGHT 19 フィールドノート 声をきく・書きとめる Field Note

WORKSIGHT 19 フィールドノート 声をきく・書きとめる Field Note

販売価格: 1,980円(税込)

数量:
22cm×25cm 128P

再入荷しました。


黒鳥社が編集・制作を担当する、「自律協働社会」という社会像を手がかりに、これからの社会を考える上で重要な指針となりうるテーマやキーワードを拾いあげ、探究・発信するマガジン『WORKSIGHT』。

今号のテーマは「フィールドノート 声をきく・書きとめる」。

複雑化し断然が進む世界で、どのような態度で人と向き合えばいいのか。短絡的な“答え”のようなものに走ることなく、問いを立て直し、自分自身の考えを熟成させていくには。その困難さに対峙しつつ、可能性を探っている実践者たちの話から、声を聞くこと・書き留めることを考えます。

巻頭は、編集長・山下正太郎さんによる、市井の人々がのこした約1600冊もの手帳/手帖のコレクションを閲覧できる「手帳類図書館」(いつか行ってみたい!)を訪れた話から。誰かに見せるわけでもない、自分自身のために書かれた手書きの記録から私たちは何を受け取ることができるのだろうか。

そして、4人の人類学者(足羽與志子/安渓遊地/大橋香奈/松村圭一郎)とノートの話、哲学研究者・永井玲衣さんに教わる「人に話を聞く」5つのポイント、『スケートボーディング全史』のイアン・ボーデンと、スケートボードマガジン『川』へのインタビュー、イギリスの音楽家D・トゥープなど、充実した内容です。迷いながら、考える。ノートも本も、そのための道具としてここにあるのではないでしょうか。
巻末には嬉しい、ブックガイドも!



■目次
●巻頭言
手帖の世界
山下正太郎(WORKSIGHT編集長)

●インタビュー+フォトストーリー
スケートボードから世界が聴こえる
雑誌『川』の試み

●インタビュー
スケートボードと都市の記述
イアン・ボーデン(『スケートボーディング、空間、都市:身体と建築』)

●インタビュー
ノートなんてとれない
人類学者たちの「ノート」論

●ルポ
津軽・書き残されたレシピ
「津軽あかつきの会」の営み

●ガイド
人の話を聴くためのプレイブック

●ブックガイド
それぞれのフィールドノート

●インタビュー
フィールドレコーディングの秘かな楽しみ
デイヴィッド・トゥープ