SMALL TOWN - 東川町 / 横浪修 Osamu Yokonami
28.5cm×24.5cm 64P
1,000部限定
ファッション誌、広告等で活躍する日本人フォトグラファー・横浪修の作品集。
本書に収録される作品は、北海道上川郡東川町に位置する農場を舞台とし、写真という媒体を使って作者独自の手法・表現を用いて制作されたシリーズである。
作者は被写体に対しストレートにカメラを向け、ごく普通にありふれた身体や農具、現地の農産物を、印象に強く残る風景へと変容させている。首なし風人間、茄子の仮面で覆った顔、米袋の上に置かれっぱなしにされた赤ちゃん、バランスを取りながら背中に大きなトマト2つを乗せ草むらにひざまづく上半身裸の人物など、予想もしていなかったようなヘンテコさや親しみを感じさせる。
本作は、撮り手である作者と撮影された人々との間に何かパフォーマンス的かつ共犯的な瞬間が存在することを示唆している。レンズを向けた被写体の脆さ・弱さを感じた時、「この作品の中で一体誰が誰を演じているのか?」という疑問が生まれてくる。
編集者、デザイナーであり、本書を刊行した出版社「LIBRARYMAN」の設立者であるトニー・セデルテッグ(Tony Cederteg)による序文を掲載。
1,000部限定
ファッション誌、広告等で活躍する日本人フォトグラファー・横浪修の作品集。
本書に収録される作品は、北海道上川郡東川町に位置する農場を舞台とし、写真という媒体を使って作者独自の手法・表現を用いて制作されたシリーズである。
作者は被写体に対しストレートにカメラを向け、ごく普通にありふれた身体や農具、現地の農産物を、印象に強く残る風景へと変容させている。首なし風人間、茄子の仮面で覆った顔、米袋の上に置かれっぱなしにされた赤ちゃん、バランスを取りながら背中に大きなトマト2つを乗せ草むらにひざまづく上半身裸の人物など、予想もしていなかったようなヘンテコさや親しみを感じさせる。
本作は、撮り手である作者と撮影された人々との間に何かパフォーマンス的かつ共犯的な瞬間が存在することを示唆している。レンズを向けた被写体の脆さ・弱さを感じた時、「この作品の中で一体誰が誰を演じているのか?」という疑問が生まれてくる。
編集者、デザイナーであり、本書を刊行した出版社「LIBRARYMAN」の設立者であるトニー・セデルテッグ(Tony Cederteg)による序文を掲載。