アルテリ 十六号 (渡辺京二追悼号)

アルテリ 十六号 (渡辺京二追悼号)

販売価格: 1,320円(税込)

数量:
21cm×14cm 164P


熊本にゆかりのある作家や書き手が中心となって、文学の衰退に抗うために創刊した雑誌『アルテリ』。

「アルテリ」とは、「職人の自主的な共同組織」を意味する言葉。何にも縛られない、自由な書き手のささやかな発信の場でありたいとの気持ちが込められています。

今号は、2022年12月に逝去した渡辺京二の追悼号。

水俣病闘争の時代からお付き合いのあった人、会いに通った人、ご家族、編集者、数えるほどしか会えなかった人、叱られた人らが、それぞれの思い出を語っています。前号に引き続き石牟礼道子の日記も掲載。解説は梯久美子。石牟礼道子からの献花として「花を奉るの辞」も掲載。


〈目次〉
渡辺京二  「短歌」
山田梨佐  「父について」
町田康   「懼の持続」
池澤夏樹  「亡き人からの便り/今は行けない二つの場所」
伊藤比呂美 「読んだかね」
石牟礼道子 「日録(8)」
平松洋子  「ふたりでひとり」(日録解説)
石牟礼道生 「渡辺京二様 有難うございました」
米本浩二  「夢も闘争も革命も 渡辺京二さんを悼む」
松下純一郎 「あの日の激高、渡辺京二さんのこと」
磯 あけみ 「立葵が咲いていた」
坂口恭平  「故郷」
高山文彦  「一本の樹木」
大津 円  「『バカ娘』からの手紙」
西 泰志  「怖くて優しくてカッコよすぎる人」
田尻久子  「エクレアといなり寿司」
平田洋介  「マイクにゴン」
浪床敬子  「渡辺京二は何者だったか」
阿南満昭  「困った人だった」
石牟礼道子 「花を奉るの辞」