Solitude Standing / 小島一郎 Ichiro Kojima
27cm×22.5cm 80P
初版限定1000部
青森市に生まれ、昭和30年代の津軽や下北を歩き、郷土に生きる人々への深い共感を印象的なモノクロームの世界に焼きつけた写真家・小島一郎(1924-1964)による写真集。
―――
1924年に青森で生まれた小島一郎は、卓越した構図力と覆い焼き等を駆使した暗室技術で日本の東北地方の厳しい環境に生きる人々の営みを描きました。壮大な空のもと、眼前に広がる大地の光景に小島はカメラを手に向き合います。
写真家としての活動期間は僅か10年ほど。39歳で急逝した小島が残したドラマティックな世界は、今を生きる私たちの心にいまだ響き続けます。
roshin booksでは、そんな小島の作品の中に見つけた「孤高」という側面に注目し、青森県立美術館に保存されている未発表作品を1から見直した上で、新たにSolitude Standingとして編みました。
また、別冊として「東京の夕日」を制作しました。小島の上京生活で疲弊した心を写すかの如く、都市に沈む夕日に向けられた切なさやもどかしさは見るものの心にダイレクトに訴えかけてきます。
津軽のイメージから離れようとしても離れられないジレンマ、どこまでも自分につきまとう東北のイメージから小島は逃げることができませんでした。
小島がカメラのシャッターを押した東京の夕日のその向こうには、津軽の雪がしんしんと降り続ける静寂の光景が見えていたのかもしれません。
(出版社roshin books)
小島一郎
1924 - 1964 青森県青森市生
1963年『津軽 —詩・文・写真集—』新潮社
2004年『hysteric eleven』ヒステリックグラマー
2009年『小島一郎写真集成』インスクリプト
2014年『津軽』IZU PHOTO MUSEUM
初版限定1000部
青森市に生まれ、昭和30年代の津軽や下北を歩き、郷土に生きる人々への深い共感を印象的なモノクロームの世界に焼きつけた写真家・小島一郎(1924-1964)による写真集。
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1924年に青森で生まれた小島一郎は、卓越した構図力と覆い焼き等を駆使した暗室技術で日本の東北地方の厳しい環境に生きる人々の営みを描きました。壮大な空のもと、眼前に広がる大地の光景に小島はカメラを手に向き合います。
写真家としての活動期間は僅か10年ほど。39歳で急逝した小島が残したドラマティックな世界は、今を生きる私たちの心にいまだ響き続けます。
roshin booksでは、そんな小島の作品の中に見つけた「孤高」という側面に注目し、青森県立美術館に保存されている未発表作品を1から見直した上で、新たにSolitude Standingとして編みました。
また、別冊として「東京の夕日」を制作しました。小島の上京生活で疲弊した心を写すかの如く、都市に沈む夕日に向けられた切なさやもどかしさは見るものの心にダイレクトに訴えかけてきます。
津軽のイメージから離れようとしても離れられないジレンマ、どこまでも自分につきまとう東北のイメージから小島は逃げることができませんでした。
小島がカメラのシャッターを押した東京の夕日のその向こうには、津軽の雪がしんしんと降り続ける静寂の光景が見えていたのかもしれません。
(出版社roshin books)
小島一郎
1924 - 1964 青森県青森市生
1963年『津軽 —詩・文・写真集—』新潮社
2004年『hysteric eleven』ヒステリックグラマー
2009年『小島一郎写真集成』インスクリプト
2014年『津軽』IZU PHOTO MUSEUM