騎士と坑夫: 高野吾朗詩集 / 高野吾朗 (著) 、San Gertz Nigel Nina Ricci (絵)

騎士と坑夫: 高野吾朗詩集 / 高野吾朗 (著) 、San Gertz Nigel Nina Ricci (絵)

販売価格: 2,750円(税込)

数量:
23.5cm×19cm 208P


九州在住の詩人・高野吾朗の散文詩36篇に、謎多き画家、San Gertz Nigel Nina Ricciの絵を配した詩画集。


どこまでも物語として回収され得ないモノローグを紡ぐ営為の果てにもの狂おしく立ち上るのは見果てぬ〈死〉への欲動か──



高野吾朗(たかの・ごろう)
1966年,広島市に生まれる。現在,佐賀市に在住。英語と日本語の両方で詩作を続けており,これまで英語詩集を4冊,日本語詩集を2冊出版している。


San Gertz Nigel Nina Ricci
正体不明のアーティスト。魔術・錬金術・占星術などに造詣が深く,古代や中世の芸術文化からの影響を色濃く感じさせる作品群を常に制作し続けている。ただしその活動内容は,今なおインターネット上でしか垣間見ることができず,日本人なのかそうでないのか,男性なのか女性なのか,いま何歳で,どんな人生をどこでこれまで過ごしてきたのか,現時点では全てが謎のままである。一部では,「もしかすると架空の人物なのでは?」,「実はもうすでに故人なのでは?」,「AI搭載の高性能アンドロイドなのでは?」などといった憶測までもが,まことしやかに飛び交っている。近年の代表作としては,ブリコラージュの技法を駆使した「アーティストよ,今すぐ社会へ出ろ」(2021年),「リヤカーで絵を売り歩く芸術屋」(2022年)や,写真と音楽と映像をミックスさせた挑発的シリーズ「今の美術館に真の美なんてありゃしない」(2022年),「今の学校で真の美なんて学べるわけがない」(2023年)などがある。これまでの高野の詩集にも,たびたび作品を提供している。