SWIM DOWN / 加藤崇亮 Takaaki Kato

27.5cm×19.5cm　70P


映像的絵画を目指し、時間・映写・記憶をテーマにした絵画を制作している注目のアーティスト、加藤崇亮による作品集。

全ページ、リソグラフで多色印刷して制作された1冊。

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例えば描かれた円が少しずつ小さくなると、遠くにいくように感じる。（遠近法）
また、それがボケることも同じ表現となる。（写真表現によるフォーカス）
では作品が複製され小さくなっていくと、遠くなるように感じるだろうか。
あるいは手に収めることができ近くに感じるかもしれない。

何度も複製されぼやけて曖昧になっていったイメージが、記憶のどこかにあるメディアのイメージと重なっていく。その存在が不確かなイメージを知覚する作業は、まるで水の中を深く潜っていくことのようだ。



加藤崇亮

1985年東京生まれ。幼少期をドイツ・デュッセルドルフで過ごす。
麻布学園、多摩美術大学造形表現学部デザイン科卒業。
2012年よりエンライトメントに参加、2020年よりチカビに参加し、独立。
映像的絵画を目指し、時間・映写・記憶をテーマにした絵画を制作している。