わたしたちの停留所と、書き写す夜 / キム・イソル(著)、小山内園子(訳)
19cm×13cm 136P
注目の韓国文学作家、キム・イソルの初の単行本邦訳となる中編小説。
わたしの言葉を、
わたしはまだ取り戻せるだろうか。
40代未婚の「わたし」は、老いた父母やDVを受けて実家に戻ってきた妹親子のケア労働に果てなく追われ、詩人になる夢も「あの人」とのささやかな幸せもすべてを諦めて生きている。一日の終わりに、好きな詩を筆写することだけが自分を取り戻す時間であった「わたし」が、それすら失ってしまう前にとった選択とは――。
韓国フェミニズムのうねりのなか生まれ、いま「停留所」に佇むすべての人におくる、真に大切なものを静かに問いかける「人生小説」。
注目の韓国文学作家、キム・イソルの初の単行本邦訳となる中編小説。
わたしの言葉を、
わたしはまだ取り戻せるだろうか。
40代未婚の「わたし」は、老いた父母やDVを受けて実家に戻ってきた妹親子のケア労働に果てなく追われ、詩人になる夢も「あの人」とのささやかな幸せもすべてを諦めて生きている。一日の終わりに、好きな詩を筆写することだけが自分を取り戻す時間であった「わたし」が、それすら失ってしまう前にとった選択とは――。
韓国フェミニズムのうねりのなか生まれ、いま「停留所」に佇むすべての人におくる、真に大切なものを静かに問いかける「人生小説」。
