かみあわないノーマ / アン・カーソン(著)、小磯洋光(訳)

かみあわないノーマ / アン・カーソン(著)、小磯洋光(訳)

販売価格: 3,850円(税込)

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21cm×13cm 256P


世界文学に比類ない軌跡を刻む、カナダ出身の詩人・作家のアン・カーソンによる最新詩集。

"詩をつくる"ことの極致 切り展く25篇

本書に収録されている25篇の作品は、ジョセフ・コンラッド、グアンタナモ、フローベール、雪、貧困、ロジェ類語辞典、土曜の夜といった実に様々なものがテーマ。狐やジョン・ケージなども登場する。散文詩、定型詩、会話詩、レクチャーパフォーマンスのテクストなどの形式で、自由自在に描かれている。また本書は、著者自身が手掛けたドローイングやイメージの断片も収録。

ノーベル文学賞受賞が期待される詩人による現代世界文学注目の一冊。


“かみあわない夜、かみあわない都市、かみあわない映画。かみあわない救急車がサイレンをけたたましく鳴らして通り過ぎながら、かみあわないノーマ・デズモンドのかみあわない自問自答をかき消す、これ以上にかみあわないことがあるものか――この人は同い年なのか、この溶けかけた顎をした落ちぶれは、私はスイッチを消し、スープを飲んで小説を読む。”
―――「かみあわないノーマ」より



アン・カーソン(Anne Carson)
詩人、古典学者、翻訳家。1950年生まれ。カナダ・トロント出身。代表作は『赤の自伝』や古代ギリシアの詩人サッフォーの詩の現代語訳など。T・S・エリオット賞、グリフィン詩賞など、数々の賞に輝き、英語圏を代表する詩人の一人として目されている。最新詩集『かみあわないノーマ』で2024年度の全米批評家協会賞を受賞。


小磯洋光(こいそ・ひろみつ)
東京生まれ。翻訳家、詩人。イースト・アングリア大学大学院文芸翻訳科および創作科修了。アン・カーソン、オーシャン・ヴオン、テジュ・コールなどの作品を訳す。『現代詩手帖』、米文芸誌『POETRY』などに詩を発表。