私的応答 / 井戸川射子
19cm×13cm 160P
芥川賞作家・井戸川射子の静謐な筆致が紡ぎ出す、昭和から令和、母娘三代に流れる「時間」と震災の「記憶」の物語。
1995年、その時、まず驚きだけがあったーー。母と娘の厚美と三人で暮らす銅子を襲った地震。開けた場所に皆で布団にくるまって感じた恐怖、倒れたミシン、昨日とは違う景色、避難所の体育館、シャワーを浴びにいった梅田……。
探し続けた父、死産だった上の兄、いなくなった恋人、家出した兄。その身体から生まれてきた母とも、自らが生んだ娘とも一番深い部分には触れられない。近くて遠い、家族というもの。
芥川賞作家・井戸川射子の静謐な筆致が紡ぎ出す、昭和から令和、母娘三代に流れる「時間」と震災の「記憶」の物語。
1995年、その時、まず驚きだけがあったーー。母と娘の厚美と三人で暮らす銅子を襲った地震。開けた場所に皆で布団にくるまって感じた恐怖、倒れたミシン、昨日とは違う景色、避難所の体育館、シャワーを浴びにいった梅田……。
探し続けた父、死産だった上の兄、いなくなった恋人、家出した兄。その身体から生まれてきた母とも、自らが生んだ娘とも一番深い部分には触れられない。近くて遠い、家族というもの。
