東大「芸術制作論」講義 手を動かし知をつかむ、創発のポイエーシス / 村山悟郎

東大「芸術制作論」講義 手を動かし知をつかむ、創発のポイエーシス / 村山悟郎

販売価格: 2,860円(税込)

数量:
19cm×13cm 352P


〈つくる〉ことを専門とする美大ではなく、比較文学比較文化、表象文化論や美学芸術学などを専攻する学生向けに東京大学で開講された「芸術制作論」(2024年度、総合文化研究科超域文化科学特別講義I)の授業をまるごと書籍化。

制作という人間の営み(ポイエーシス)が、時間の中でどう進み、どのように新しいものが生まれてくるのかを探ってきたアーティスト・村山悟郎。本書では、「芸術制作とは何か? 制作においてはどのような事態が生じているのか?」という根本的な問いに正面から向き合い、哲学や文化人類学、生命科学、数学やコンピュータ科学、精神医学といった学問から、コミュニケーション、色彩、詩、庭園、迷路、映画、音楽、編集、さらには細胞や貝殻の模様、タンパク質、機械、ロボット、AIに至るまで、さまざまな分野を横断しながら、「つくること」についての知をめぐる旅を展開していきます。

ポイエーシスとは時間のなかで先の要素に応じて次の要素が産出されていくような自己生成的で創発的な制作のモードのこと。理論的なレクチャーと手を動かす実技的なワークを交互に行う授業を通して、そのプロセスを体験しながら芸術制作の謎を解き明かしていきます。多様な制作や創発のあり方に触れることで、〈つくる〉ことの豊かさに気づくことができるでしょう。

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「言葉が紡がれるとき、模様が描かれるとき、庭に石が置かれるとき、漫才が展開されるとき、映像がモンタージュされるとき、いったいそこでは何が起こっているのだろう。我々のまわりにある経験も出来事もあまりに謎めいている。謎はしかし解き明かされるべきものとしてある。アーティスト=研究者の村山悟郎は手と頭で考える。これはガイドブックではない。手動で(マニュアル)思考する最高の制作マニュアルだ。」
(國分功一郎)