アウト・オブ・民藝 夢二、湯けむり、ユートピア編 / 軸原ヨウスケと中村裕太

アウト・オブ・民藝 夢二、湯けむり、ユートピア編 / 軸原ヨウスケと中村裕太

販売価格: 1,650円(税込)

数量:
21cm×21cm 132P


金沢湯涌夢二館にて開催された、竹久夢二をめぐる既存のイメージを、同時代の芸術運動や人物との関係、各地への旅の足跡から捉え直す特別展『アウト・オブ・民藝 ー夢二、湯けむり、ユートピア編ー』の展覧会図録。

大正ロマンや美人画、アール・ヌーヴォーといった言葉で語られることの多い夢二。本書では、山名文夫や恩地幸四郎、武井武雄、岡本一平、東郷青児ら同時代のモダニストたちとの関係を人物相関図などから紐解くほか、夢二が訪れた全国各地の温泉地をたどり、その土地の工芸美術とのつながりにも目を向けます。

さらに、未完に終わった構想「榛名山美術研究所建設につき」のステートメントを、民藝運動や農民美術など同時代の芸術運動の宣言文と比較。大量の資料図版とともに、夢二の活動をより広い文化的な文脈のなかに位置づけていきます。

旅先で出会った風景や人々を描いた夢二の眼差しは、民藝運動や創作版画運動、民俗学に携わった人々の関心とも重なっていました。都市と地方を行き来しながら、土地の暮らしや工芸に新たな価値を見いだそうとした人々。その交差点から、これまでとは異なる夢二の姿と、彼らが思い描いたユートピアを浮かび上がらせる一冊です。