工芸青花 17号

工芸青花 17号

販売価格: 19,800円(税込)

30cm×21cm 232P
45R製麻布張り上製本
ハタノワタル作の手漉和紙を貼付したページあり
限定1200部

*表紙の布はカーキと生成り(白)の2色があります。恐入りますが御購入の際に選べませんので、予め御了承ください。


『芸術新潮』『とんぼの本』などの編集を手掛けてきた編集者、菅野康晴さんが新たに立ち上げた「工芸」の雑誌。雑誌といっても布張り、ハードカバーで限定1000部と、もうこの本そのものが、ある種の工芸品のようなものかもしれません。

世代を問わず、骨董、工芸、建築をもう一歩、深く味わうための指南書です。


今号の特集は、『生活工芸と村上隆』。
美術家の村上隆と生活工芸派の作家五人、生活工芸を起動させた関係者六人を取材し、「生活工芸」の概念化を試みています。

他にも、知る人ぞ知る眼利き、無窮亭河瀬虎三郎の収蔵品や、永田玄のタイの古陶のコレクションを紹介するほか、連載記事である堀江敏幸の「ロベール・クートラスをめぐる断章群11」を掲載。




目次

1 奈良と骨董 無窮亭河瀬虎三郎
・記憶の花 川瀬敏郎
・どれも「奈良」 小松義宜
・河瀬家二代 杉村理

2 タイの古陶 永田コレクション
・タイ陶磁概説 閑野譚
・掘るか広げるか 永田玄

3 生活工芸と村上隆
・三谷さんと生活工芸の四〇年 菅野康晴
・三谷龍二さんと松本で 村上隆
・赤木明登さんと輪島で 村上隆
・辻和美さんと金沢で 村上隆
・内田鋼一さんと四日市で 村上隆
・安藤雅信さんと多治見で 村上隆
・松本武明さんと川越で 村上隆
・広瀬一郎さんと西麻布で 村上隆
・平松洋子さんと神楽坂で 村上隆
・高橋みどりさんと南平台で 村上隆
・伊藤まさこさんと代官山で 村上隆
・有山達也さんと馬喰町で 村上隆
・旅の終りに 村上隆
・座談会 生活工芸の作家たち 赤木明登 安藤雅信 内田鋼一 辻和美 三谷龍二 村上隆 菅野康晴
・年表「生活工芸」の時代

連載 
・ロベール・クートラスをめぐる断章群11 堀江敏幸

精華抄 

石州和紙 若菜晃子
扉の絵 ハタノワタル