瞬間 / ヴィスワヴァ・シンボルスカ
19cm×13cm 112P
ポーランドのノーベル賞詩人、ヴィスワヴァ・シンボルスカによる最晩年の詩集。
生きていることの喜びと、やがてくる避けられない死への諦念を同時に抱えているこの「瞬間」の奇跡を、平易でいながら深遠な言葉で綴った23篇の詩。
訳者である沼野充義による、各篇に対しての解題、解説を収録。
―――
「未来」と言うと
それはもう過去になっている。
「静けさ」と言うと
静けさを壊してしまう。
「無」と言うと
無に収まらない何かを私は作り出す。
(「とてもふしぎな三つのことば」より)
ポーランドのノーベル賞詩人、ヴィスワヴァ・シンボルスカによる最晩年の詩集。
生きていることの喜びと、やがてくる避けられない死への諦念を同時に抱えているこの「瞬間」の奇跡を、平易でいながら深遠な言葉で綴った23篇の詩。
訳者である沼野充義による、各篇に対しての解題、解説を収録。
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「未来」と言うと
それはもう過去になっている。
「静けさ」と言うと
静けさを壊してしまう。
「無」と言うと
無に収まらない何かを私は作り出す。
(「とてもふしぎな三つのことば」より)