here and there vol.15 belonging issue

here and there vol.15 belonging issue

販売価格: 3,300円(税込)

数量:
29.7cm×21cm 108P
付録:マーク・ボスウィックの写真と詩によるB4ポスター
ステッカー2枚付


編集者、林央子による、ファッションとアートに関するトピックを独自の視点で編集・発信するインディペンデントマガジン『here and there』最新号。

今号のテーマは、「belonging」。

アート・出版・園芸など、暮らしの中からつくることに向き合うジョアンナ・タガダ・ホフベック。20年ぶりにRun Collectionを再始動させたスーザン・チャンチオロ。福岡から2021年末に東京・新大久保へ転居した「途中でやめる」の山下陽光。フランス南西部の村で、あらたな空間を得てギャラリーをはじめる『Purple』マガジン創設者のエレン・フライス。山口県、パリ、千葉県などその時々に住まう場所から影響をうけながら作品をつくるアーティスト志村信裕。映画「エル・プラネタ」が日本でも公開されて話題のアマリア・ウルマンなどが参加・紹介されています。


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どこに誰といて、何をするか。日々の選択や行動は、批評行為だと私は考えています。
2002年春の創刊から、今年で20年目を迎えたhere and thereは、制度的に疲弊しているとしか思えない主流のファッション界やジャーナリズム、雑誌媒体への批評として、個人的な視点や声を伝えるべくスタートしました。
日本の美術界やファッション界に批評が足りないという声をよく耳にします。言語のロジックで考える西洋と、周囲との関係性を保ちながら物事を進める日本では、思考の流儀が違う。そして、思考には言語が必要です。けれども、批評を成立させる要素は、言葉だけではないはずです。
ソフィア・コッポラを1995年に取材したとき、彼女は「Action speaks louder than words.」と言いました。私もその精神に同意して、2001年夏に資生堂を退職してフリーになるとき、その後の人生をかけたプロジェクトとして、個人媒体をつくろうと思い立ちました。

—-- 林央子「いま、ここにいたい人と手をつなぐ 批評媒体としてのhere and there」より抜粋



林央子 はやし・なかこ
1966年生まれ。編集者、ライター、キュレーター、リサーチャー。資生堂『花椿』の編集に携わったのち、01年にフリーランスになり、02年に『here and there』を創刊。現在は Central Saint Martinsの修士課程(MRes Arts)に在籍し、Exhibition Studiesを学ぶ。96年「Baby Generation」展や14年「拡張するファッション」展のように、出版物企画に端を発した展覧会の創出に携わってきた。著書に『拡張するファッション』『つくる理由』ほか。