コシラエルとはなんだったのか / ひがしちか
18cm×13cm 126P
2022年に惜しまれながら活動に幕を閉じた、デザイナーのひがしちかによる手作り傘ブランド「コシラエル」が、どのように生まれたのかを自ら綴ったエッセイ集。塩川いづみ、前田ひさえ、森岡督行ら、ゆかりのある執筆陣によるコラムも収録。
―――
はじめに〜
お金もない、家もない、無職の、当時シングルマザーだった私は、2010年に傘屋「 Coci la elle (コシラエル)」として、一点ものの日傘を作り始めました。
ユーモアと色彩は唯一無二を目指し、魅惑的な傘屋でありたいと無我夢中で走り続け、そして2022年の夏に傘屋を畳みました。
「コシラエル」とは、一体なんだったのか。
「傘」というメディアを通した自分の挑戦を、生い立ちや作品、友人の声、お世話になった方々の眼差しなど、いろいろな側面から観察し再考し分析してみた本です。この本を通じて、今もうここにはない「コシラエル」というものが、それぞれの皆様のイメージの中で立ち上がってゆき、時々思い出したりしていただけたら嬉しいです。
そして少しでも、この経験(失敗ではなく挑戦への成功)が誰かを元気づけたり、また立ち上がろうという気持ちにさせたり、笑顔にできたりするのなら、この本の意味があるのかなと僭越ながら思います。
応援してくださったお客様、関わってくださったお取引先の皆様、尽力してくれた歴代スタッフのみんな、かけがえのない友人たち、どんな時でも支えてくれた夫と愛する子どもたちへ、感謝を込めて。
(ひがし ちか)
2022年に惜しまれながら活動に幕を閉じた、デザイナーのひがしちかによる手作り傘ブランド「コシラエル」が、どのように生まれたのかを自ら綴ったエッセイ集。塩川いづみ、前田ひさえ、森岡督行ら、ゆかりのある執筆陣によるコラムも収録。
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はじめに〜
お金もない、家もない、無職の、当時シングルマザーだった私は、2010年に傘屋「 Coci la elle (コシラエル)」として、一点ものの日傘を作り始めました。
ユーモアと色彩は唯一無二を目指し、魅惑的な傘屋でありたいと無我夢中で走り続け、そして2022年の夏に傘屋を畳みました。
「コシラエル」とは、一体なんだったのか。
「傘」というメディアを通した自分の挑戦を、生い立ちや作品、友人の声、お世話になった方々の眼差しなど、いろいろな側面から観察し再考し分析してみた本です。この本を通じて、今もうここにはない「コシラエル」というものが、それぞれの皆様のイメージの中で立ち上がってゆき、時々思い出したりしていただけたら嬉しいです。
そして少しでも、この経験(失敗ではなく挑戦への成功)が誰かを元気づけたり、また立ち上がろうという気持ちにさせたり、笑顔にできたりするのなら、この本の意味があるのかなと僭越ながら思います。
応援してくださったお客様、関わってくださったお取引先の皆様、尽力してくれた歴代スタッフのみんな、かけがえのない友人たち、どんな時でも支えてくれた夫と愛する子どもたちへ、感謝を込めて。
(ひがし ちか)