古道具もの語り / 坂田和實

古道具もの語り / 坂田和實

販売価格: 8,800円(税込)

21cm×30cm 64P
麻布張り上製本/函有

再入荷しました。


東京目白にあった「古道具坂田」店主・坂田和實による、2014年から19年まで東海道新幹線の車内誌に連載された記事をまとめたもので、2022年に亡くなった坂田和實の遺著でもある1冊。

雑巾、江戸期の硝子、おもちゃの車、埴輪のトルソー、オランダのタイル、アフリカの土偶など、真の目利きが愛した品々を、美しい写真とともに紹介しています。骨董、工芸界にとどまらず、現代日本の生活文化に大きな影響をあたえた「眼の人」の、いつものようにかろやかで、芯のある、最後のメッセージです。


著者|坂田和實 SAKATA Kazumi
骨董商。1945年生(福岡県)−2022年歿(東京都)。上智大学卒業後、商社勤務を経て、1973年、東京・目白に「古道具坂田」開店(2020年閉店)。以来、年に数回、海外へ仕入の旅に出かけ、欧州、アフリカ、朝鮮、日本、南米など、さまざまな国の品物を扱う。1994年、千葉県長南町に「museum as it is」(中村好文設計)を開館。2012年、渋谷区立松濤美術館で「古道具、その行き先−坂田和實の40年」展を開催。著書に『ひとりよがりのものさし』(2003年)、共著に『骨董の眼利きがえらぶ−ふだんづかいの器』(02年)、『日本民藝館へいこう』(08年)など(いずれも新潮社刊)。