大船渡 ハウルの船 / 坂田美優
21cm×14.8cm 56P
岩手県の三陸海岸の先っぽに佇む、「ハウルの船」という愛称で呼ばれている黄色い建物。大学を休学中だった著者はひょんなことからこの建物と出会い、一人で住むことになる。
とはいえ、現在のオーナーの“わいちさん”、猟師の“修さん”を始め、遊びに来る友人たち、「ハウルの船」の見学に訪れる旅人たちなど、人里離れた場所ながら、一人にはならないにぎやかな日々だった。
鹿を捌き、柿を干し、林檎を煮、薪を割る――。
大きな選択や舵取りを一旦保留にして、目の前の“営み”に集中してみる。その中で考える、働くということ。自立ということ。食べるということ。生きていくということ。
〈目的地でない駅で、うっかり降りてしまったような〉、濃密な二か月のモラトリアム日記。
岩手県の三陸海岸の先っぽに佇む、「ハウルの船」という愛称で呼ばれている黄色い建物。大学を休学中だった著者はひょんなことからこの建物と出会い、一人で住むことになる。
とはいえ、現在のオーナーの“わいちさん”、猟師の“修さん”を始め、遊びに来る友人たち、「ハウルの船」の見学に訪れる旅人たちなど、人里離れた場所ながら、一人にはならないにぎやかな日々だった。
鹿を捌き、柿を干し、林檎を煮、薪を割る――。
大きな選択や舵取りを一旦保留にして、目の前の“営み”に集中してみる。その中で考える、働くということ。自立ということ。食べるということ。生きていくということ。
〈目的地でない駅で、うっかり降りてしまったような〉、濃密な二か月のモラトリアム日記。