三人の日記 集合、解散! / 金川晋吾、滝口悠生、植本一子

三人の日記 集合、解散! / 金川晋吾、滝口悠生、植本一子

販売価格: 1,430円(税込)

18.5cm×10.5cm 140P


小説家の滝口悠生、写真家の金川晋吾、写真家、文筆家の植本一子が、それぞれが週に一度、同じ日につけた約二ヶ月間の日記を収録した1冊。

子どもの成長、街並みの変化、パートナーとの口論、変わっていくこと変わらないこと。同じだけどまったく違う、三者三様の「ある一日」。三人の文章のトーンが違うので、人が変わると空気が変わる。まるで語り手が入れ替わる連作短編やオムニバス映画のような構成。


滝口悠生 小説家。1982年東京都生まれ。2011年「楽器」で新潮新人賞を受けデビュー。2015年『愛と人生』で野間文芸新人賞。2016年『死んでいない者』で芥川賞。他の著書に『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』『茄子の輝き』『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』『長い一日』『水平線』など。2022年『往復書簡 ひとりになること 花をおくるよ』を植本一子と自費出版で刊行。近著に『ラーメンカレー』。

金川晋吾 写真家。1981年京都府生まれ。2016年『father』(青幻舎)、2021年『犬たちの状態』(太田靖久との共著、フィルムアート社)刊行。今春、『いなくなっていない父』(晶文社)、『長い間』(ナナルイ)を刊行。 また、夏には、長崎の平和祈念像や浦上のカトリック、自身の信仰をテーマにした『祈りと長崎(仮)』を書肆九十九より刊行する予定。

植本一子 写真家。1984年広島県生まれ。2003年にキヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞。2013年、下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げる。著書に『働けECD わたしの育児混沌記』『かなわない』『家族最後の日』『降伏の記録』『フェルメール』『台風一過』、写真集に『うれしい生活』がある。今春、トラウマ治療をテーマにしたエッセイ集『愛は時間がかかる』を刊行。