失われた創造力へ : ブルーノ・ムナーリ、アキッレ・カスティリオーニ、エンツォ・マーリの言葉 / 多木 陽介

19cm×12cm 112P


イタリアンデザインの巨匠として知られるアキッレ・カスティリオーニの思想を日本に紹介したローマ在住の批評家・多木陽介が、アキッレ・カスティリオーニに加え、同じくイタリアからデザイン界を牽引してきたブルーノ・ムナーリ、エンツォ・マーリの言葉に、これからの創造力を導く思想を探る1冊。

巨匠たちの実践は「消費主義社会において企業の利益を追求するためのデザインとは異なり、社会性のある創造と市民全般への教育を使命とする倫理性に富んだもので、現代にこそ生きる」と著者は言います。本書では、そんな実践のなかから生まれた珠玉の言葉・思想を完全新訳で掲載。プロダクト、グラフィックデザインに関わる方はもちろん、広く「つくること、育むこと」にかかわる方に示唆が富む１冊となっています。

寒冷紗を巻いた装丁もユニーク。


「好奇心がないようなら、おやめなさい」
ーアキッレ・カスティリオーニ

「知識とは、生の現実に基づいているものなんだ」
ーエンツォ・マーリ

「聞いたことは忘れる、みたものは覚えている、やったことは理解できる」
ーブルーノ・ムナーリ