写真 Sha Shin Magazine vol.6

写真 Sha Shin Magazine vol.6

販売価格: 3,300円(税込)

数量:
21cm×15cm 272P


写真そのものが持つポテンシャルを最大限追求するとともに、見るものを魅了するイメージと濃密な記事内容で、いつまでも人々の記憶に残るような誌面を目指す雑誌『写真』。


今号の特集テーマは「ゴースト/Ghost」。

「雑誌『写真』6号では、目に見えず、触れることもできないものの、確かにそこに存在するように感じる「何か」、不可視の存在と写真の関係を考えるべく、主題を「ゴースト/Ghost」としました。(中略)デジタル全盛、 超複製技術時代のいま、写真は姿形を変え、あらゆる媒体に憑依、転移します。つまり写真は、人々の観念の表れであると同時に、目には見えない「幽霊」や「霊魂」といったものに近いメディアなのではないでしょうか。 不可視であるからこそ不気味で魅惑的な、現代におけるゴーストとは何なのか。写真が捉える物質的なイメージと、その背後に潜む記憶や曖昧な要素を、写真家の作品や執筆陣の論考を通して多角的に探求します。」
(巻頭言より)


巻頭作家、志賀理江子。 阿部淳、岩根愛、苅部太郎、永瀬沙世、吉野英理香、須田一政の口絵とテキストを掲載。 巻頭論評は大山顕「心霊写真は死んだのか?」、 浜野志保、北桂樹の論評、飯沢耕太郎「写真評論家の眼・志賀理江子をトレースする」を収録しています。

《目次》
[口絵/ARTWORKS]

巻頭
志賀理江子 Shiga Lieko
「霧の中の対話:宮城県牡鹿半島山中にて、食猟師の小野寺望さんが話したこと」

阿部 淳 Abe Jun
岩根 愛 Iwane Ai
苅部太郎 Karibe Taro
永瀬沙世 Nagase Sayo
吉野英理香 Yoshino Erika

百々俊二 Dodo Shunji

[LONG ESSAY]
大山 顕「心霊写真は死んだのか?」
浜野志保「エイダ・エマ・ディーンの心霊集合写真」
北 桂樹「2000年代以降の日本の現代写真 写真の物質性」

[SPECIAL]
須田一政 Suda Issei「Temptation + 私の写真と記憶についての断片」

[SPECIAL GALLERY]
ふげん社写真賞 第三回グランプリ受賞 浦部裕紀

[CURRENT REVIEW]
飯沢耕太郎「時評 写真評論家の眼」

[INTERVIEW]
巻頭インタビュー 志賀理江子(聞き手=飯沢耕太郎)
ベルギーの日本写真専門のギャラリー「IBASHO」マルティン&アンヌマリー(聞き手=速水惟広)
KG+ SELECT2024グランプリ 劉星佑

[REPORT]
大塚 勉『TRANS-BODY』
清里フォトアートミュージアム

[SHORT ESSAY]
大西みつぐ「波間の夢「80年代」とカラー写真」

[COLUMN]
小田原のどか/石井朋彦/八木寧子/山崎修平/マーク・ロビンソン

[MECHANISM]
座談会:赤城耕一、豊田慶記、ミゾタユキ
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[PHOTOBOOK]
Hi Bridge Books/曲線/トトノエル/tata/IACK/ほんの入り口/橙書店

[EXHIBITION REVIEW]
タカザワケンジ/タシロユウキ/鳥原学/河島えみ