The Horses of Yururi Island ユルリ島の馬 / 岡田敦
18cm×26cm 304P
人間が住むことをやめてから半世紀以上、馬たちだけが暮らす「幻の島」を写真家・岡田敦が10年以上にわたり撮り続けた、消えゆくものたちの姿と風景を記録する写真集。
「北の孤島をめぐる僕の旅も、ようやくこれで完結する。」—(写真家・岡田敦)
昆布漁の干場を求め、人々が馬を連れてユルリ島に渡ったのが1950年のこと。20年余りののち1971年には最後の島民が島を離れ、ユルリ島は再び無人島となる。2006年、かつての島民たちの高齢化によって馬の管理が困難になったことからユルリ島から雄馬の引き上げが実施される。それによって島の馬はゆるやかに絶えることが運命づけられることとなる。2011年の夏に、岡田がはじめて島を訪れた際に12頭を数えた馬たちは、次第にその姿を消していき、2024年には2頭を残すだけとなった。
ー日本の本土最東端、根室半島の沖合に浮かぶ周囲8キロメートルの無人島、ユルリ。この島が馬だけが生息する上陸禁止の無人島となった背景には、開拓から先の大戦を経て現在へと続く北海道の歴史が深くかかわっている。
ー(本文より)
人間が住むことをやめてから半世紀以上、馬たちだけが暮らす「幻の島」を写真家・岡田敦が10年以上にわたり撮り続けた、消えゆくものたちの姿と風景を記録する写真集。
「北の孤島をめぐる僕の旅も、ようやくこれで完結する。」—(写真家・岡田敦)
昆布漁の干場を求め、人々が馬を連れてユルリ島に渡ったのが1950年のこと。20年余りののち1971年には最後の島民が島を離れ、ユルリ島は再び無人島となる。2006年、かつての島民たちの高齢化によって馬の管理が困難になったことからユルリ島から雄馬の引き上げが実施される。それによって島の馬はゆるやかに絶えることが運命づけられることとなる。2011年の夏に、岡田がはじめて島を訪れた際に12頭を数えた馬たちは、次第にその姿を消していき、2024年には2頭を残すだけとなった。
ー日本の本土最東端、根室半島の沖合に浮かぶ周囲8キロメートルの無人島、ユルリ。この島が馬だけが生息する上陸禁止の無人島となった背景には、開拓から先の大戦を経て現在へと続く北海道の歴史が深くかかわっている。
ー(本文より)