とある都市生活者のいちにち / 植本一子

とある都市生活者のいちにち / 植本一子

販売価格: 1,540円(税込)

数量:
15.2cm×11.4cm 416P
特典ペーパー付


自身の経験を真摯に文章にしてきた写真家、文筆家の植本一子による、久しぶりの日記集。『それはただの偶然』『ここは安心安全な場所』——2冊のエッセイ集を制作していたこの一年。その制作期間と並走する日々の思考や揺れ、生活の手触りが、日記というかたちで綴られています。

都市で暮らす自営業の写真家としての不安定な日常、成長していく二人の娘との距離感、そして「書くこと」「本を作ること」への迷いや確信。特別ではないようでいて、他の誰とも異なる生活。普通とはいったい何なのか。

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子どもたちもずいぶん大きくなり、あの頃の状況とは全く変わったけれど、案外こうして日記を書く理由は、あまり変わっていないかもしれない。
もしかしたら本を作りたいけれど、どうしていいかわからない人に向けて、わたしはこんなふうにしているよ、と伝えるため。そして、もし作ること、書くことに躊躇しているなら、あなたにもきっとできるよ、と伝えるため。自分のためであり、同時に誰かのために、という根底の部分は変わらない。
中学生と高校生の娘二人と都市に暮らす、収入の安定しない自営業の写真家。それだけでも一般的と呼ばれる生活とは違う。けれど、普通とはなんだろうとも思う。100人いれば100通りの生活があり、そのどれもがきっと面白さを秘めている。だからわたしはすべての人に日記を、エッセイを、文章を書くことをお勧めしたい。あなたのことはあなたにしか書けないのだから。
(まえがきより)

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noteで発表されていた2024年10月22日〜2025年8月14日の日記を大幅に加筆・修正し、創作についての書き下ろしエッセイも収録。

ブックデザインは、根本匠。