JAPANESE BASKETS: WOVEN ART FOR AN ENDANGERED PLANET

JAPANESE BASKETS: WOVEN ART FOR AN ENDANGERED PLANET

販売価格: 19,800円(税込)

数量:
30cm×22.4cm 336P


ヨーロッパ最大級のアジア美術コレクション「Naej Collection」に収蔵された、17世紀から現代に至る日本の竹籠のなかでも、ひときわ精緻な作品群を紹介する貴重な一冊。

籠細工は、日本でもっとも古い芸術形式のひとつである。8世紀以来、緻密に編まれた竹籠は日常的な機能を担い、当初は仏教儀礼に、のちには茶の湯に用いられてきた。この2世紀のあいだに、竹工芸はファインアートとしての地位を獲得し、第一線の作家たちは生け花のための垂涎の的となる作品を制作し、近年では現代美術として称賛される彫刻的オブジェも生み出している。

本書は、160点を超える籠を収録した、優美で図版豊富な一冊であり、その壮麗なシルエットと精緻な細部を際立たせている。複雑な編みのパターン、洗練された銘、丹念に編み込まれた底面に至るまで、作品の魅力を余すところなく伝える。充実したキャプションは、いま再び注目を集めているこの芸術の技法を明らかにしている。竹は、使い捨て素材に代わる、耐久性に優れたエコロジカルな素材として評価されているからである。写真の多くは、ジョルジョ・デ・キリコ(Giorgio de Chirico)の謎めいた建築空間を想起させる、特別に構想された背景のもとで撮影された。また一部の写真では、現代的な花のアレンジメントと組み合わされた籠が、産業廃棄物処理施設を前に写し出されており、使い捨てプラスチック文化に異議を唱える再生可能資源としての竹を、本書が支持していることを強調している。

3種類の紙と上質な布張りの表紙を備えた、美しく仕立てられた本書は、デザイン愛好家や日本文化を愛する読者に訴えかける一冊である。