私が四番目に愛する季節 / ハン・ジョンウォン
19cm×13cm 144P
前作『詩と散策』も話題になった、韓国の詩人・エッセイスト、ハン・ジョンウォンが綴る、八月のための散文集。
夏の日差しがつくる木陰、雨上がりの水たまり、静けさへと溶けていく鐘の音──。過ぎゆく夏の気配を静かに見つめ、鼻先や耳元に残る微かな記憶を、詩のような言葉で丁寧にすくい上げていきます。
季節が移ろう切なさや、言葉にならない感情にそっと寄り添う31篇を収録。
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夏は悲しみのようにひそやかに消えるのだと、エミリー・ディキンソンは書いた。
たしかに他の季節が終わるときとは違う。なぜ夏はとりわけ消えるのか。蒸発し揮発するのか。気体なのか。つかむことのできない何かなのか。どうにもならない愛のようなものなのか。
夏のように、悲しみも消えるだろうか。
悲しみも止むだろうか。
――――「8月22日 止む」より
前作『詩と散策』も話題になった、韓国の詩人・エッセイスト、ハン・ジョンウォンが綴る、八月のための散文集。
夏の日差しがつくる木陰、雨上がりの水たまり、静けさへと溶けていく鐘の音──。過ぎゆく夏の気配を静かに見つめ、鼻先や耳元に残る微かな記憶を、詩のような言葉で丁寧にすくい上げていきます。
季節が移ろう切なさや、言葉にならない感情にそっと寄り添う31篇を収録。
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夏は悲しみのようにひそやかに消えるのだと、エミリー・ディキンソンは書いた。
たしかに他の季節が終わるときとは違う。なぜ夏はとりわけ消えるのか。蒸発し揮発するのか。気体なのか。つかむことのできない何かなのか。どうにもならない愛のようなものなのか。
夏のように、悲しみも消えるだろうか。
悲しみも止むだろうか。
――――「8月22日 止む」より
