千夜曳獏 / 千種創一
18cm×10cm 246P
再入荷しました。
前作『砂丘律』でも大きな反響を巻き起こした若き歌人、千種創一による第二歌集。
静謐で、切なくも美しい歌の数々は、小説のような読後感もおぼえる。何度でも読み返したくなる余韻が素晴らしい1冊。
手を振ればラストコールだ、だから、でも、永遠である理由はいらない
蛍、千年後も光ってて 終電に向けてあなたの手を曳いている
生きているあなたの息が見えるなら真冬も悪くないので歩く
鳥がたまに花を食べるじゃないですか、あれ、めちゃうらやましいなと思う
花束を一度ボンネットへ置いた、遠くへ言葉を飛ばそうとして
擦り切れるまで聴いている、雨の音ええなあ、というあなたの声を
白に白かさねて塗れば天国は近く悩みと祈りは近く
人生が何度あっても間違えてあなたに出会う土手や港で
再入荷しました。
前作『砂丘律』でも大きな反響を巻き起こした若き歌人、千種創一による第二歌集。
静謐で、切なくも美しい歌の数々は、小説のような読後感もおぼえる。何度でも読み返したくなる余韻が素晴らしい1冊。
手を振ればラストコールだ、だから、でも、永遠である理由はいらない
蛍、千年後も光ってて 終電に向けてあなたの手を曳いている
生きているあなたの息が見えるなら真冬も悪くないので歩く
鳥がたまに花を食べるじゃないですか、あれ、めちゃうらやましいなと思う
花束を一度ボンネットへ置いた、遠くへ言葉を飛ばそうとして
擦り切れるまで聴いている、雨の音ええなあ、というあなたの声を
白に白かさねて塗れば天国は近く悩みと祈りは近く
人生が何度あっても間違えてあなたに出会う土手や港で