食卓の音楽 / 杉崎恒夫
18cm×13cm 138P
歌人、杉崎恒夫による幻の第一歌集が刊行より24年を経て新装版として復刊。
はばたく言葉、みずみずしい抒情、そして自由なる詩想。
一度だけ自分勝手がしてみたいメトロノームの五月の疲れ
地下鉄の窓いっぱいにきて停るコマーシャルフォトの大きな唇
かなしみよりもっとも無縁のところにてりんごの芯が蜜を貯めいる
つつかれてヨーグルトに沈む苺 やさしき死などあるはずもなく
歌人、杉崎恒夫による幻の第一歌集が刊行より24年を経て新装版として復刊。
はばたく言葉、みずみずしい抒情、そして自由なる詩想。
一度だけ自分勝手がしてみたいメトロノームの五月の疲れ
地下鉄の窓いっぱいにきて停るコマーシャルフォトの大きな唇
かなしみよりもっとも無縁のところにてりんごの芯が蜜を貯めいる
つつかれてヨーグルトに沈む苺 やさしき死などあるはずもなく