わたしたちが沈黙させられるいくつかの問い / レベッカ・ソルニット

わたしたちが沈黙させられるいくつかの問い / レベッカ・ソルニット

販売価格: 2,420円(税込)

19cm×13cm 272P


#MeTooの世界的なうねりを準備した傑作『説教したがる男たち』につづく、レベッカ・ソルニットによる、沈黙と声をあげることをめぐるエッセイ集。

女性の社会進出が進み、ライフスタイルがどんなに多様化しても、わたしたちは何度でも何度でも脱力するような問いにさらされて生きている。さまざまなかたちの暴力を受け、沈黙することを強いられつづけている。

SNSでは声を封じるためのあらゆる嫌がらせと脅しがぶつけられ、レイプを始めとする性暴力やドメスティック・バイオレンスは一向に減ることがない。人魚姫は地上で暮らすかわりに声を奪われるお話しだし、「STAR WARS」三部作でレイア姫以外の女性が話すシーンはわずか63秒間に過ぎず、女性たちを固定観念に閉じ込める物語は、進化をめぐる科学にまで浸透している。

男と女をめぐるいびつな権力構造をあばき、辛辣に、ときにユーモラスに、すべてのひとに力を与える傑作エッセイ。