カメラを止めて書きます / ヤン ヨンヒ
19cm×13cm 256P
『ディア・ピョンヤン』『愛しきソナ』『スープとイデオロギー』で知られる映画監督である著者が、自らの家族にカメラを向けた「家族ドキュメンタリー映画3部作」のビハインドストーリーや、撮り続けるなかで感じる想いを、率直な語り口で綴ったエッセイ。
朝鮮総連の活動家であった父、帰国事業によって北朝鮮へと渡った3人の兄、商売上手で明るい性格だった母。大阪で在日コリアンとして生まれ育ったヨンヒさんはある日、小さなビデオカメラを買って家族を撮り始めた。自分のバックグラウンドを向き合うために。日本と朝鮮半島の複雑な歴史の影響下で生きたヤン一家の姿、家族というどこまでも厄介で、でもあたたかい集合体。
朝鮮半島の人びとがどうして日本にわたってきたのか、日本でどう暮らしていたのか、「北朝鮮」という国のこと、帰国事業の背景にあった当時の日本の状況と差別…。
「何も、知らない」と思っている人こそ是非、手にとっていただきたい一冊。
『ディア・ピョンヤン』『愛しきソナ』『スープとイデオロギー』で知られる映画監督である著者が、自らの家族にカメラを向けた「家族ドキュメンタリー映画3部作」のビハインドストーリーや、撮り続けるなかで感じる想いを、率直な語り口で綴ったエッセイ。
朝鮮総連の活動家であった父、帰国事業によって北朝鮮へと渡った3人の兄、商売上手で明るい性格だった母。大阪で在日コリアンとして生まれ育ったヨンヒさんはある日、小さなビデオカメラを買って家族を撮り始めた。自分のバックグラウンドを向き合うために。日本と朝鮮半島の複雑な歴史の影響下で生きたヤン一家の姿、家族というどこまでも厄介で、でもあたたかい集合体。
朝鮮半島の人びとがどうして日本にわたってきたのか、日本でどう暮らしていたのか、「北朝鮮」という国のこと、帰国事業の背景にあった当時の日本の状況と差別…。
「何も、知らない」と思っている人こそ是非、手にとっていただきたい一冊。