鍵のかかった文芸誌
21cm×15cm
初版500部限定
編集者の菊池拓哉が、ゴーストライター、タレント、詩人、ゲームシナリオ作家、そして物流業社の職員らに「鍵をかけて大切にしまっておきたい物語を書いてください」というお題を投げ、彼らが紡いだとっておきの小説や詩、漫画を、鉄の鍵で閉じた本に仕立てた文芸誌。
―――
SNSによって言葉の拡散性が増し、隠れることよりも見つかることのほうが良しとされがちな現代にあって、私たちがありのままの私たちであり続ける余地は、思いのほか残されていないような気がします。
(略)
世界におもねることなく、誰の目に支配されることもなく、私たちが「よい」と頷き合える物語と言葉だけを編み込んで、一冊の本に綴じることにしました。
この本に「鍵」をかけたのも、そんな私たちを取り巻く現状に対するささやかな抵抗と矛盾のためです。
ここに閉じ込めた物語をできれば多くの人に読んでもらいたいという欲求と、わからない人には永遠に届かなくたってかまわないという意地。そんな相反する衝動に突き動かされた私たちにとっては、「鍵を開けて・読む」というわずかばかりの障壁を乗り超えてくれるくらいの読者がちょうどいい。 そんなことを考えました。
ただひたすらに拡散と膨張を繰り返す外の世界とは一線を画した、閉じられた世界。その理想の世界を鍵という障壁によって実現したかったのです。
(編集後記より)
【収録作品・寄稿者】
巻頭詩:黒川隆介
小説:『ロンドンペンギン』神西亜樹
『アイドルの教育係』森 旭彦
『謝るな』関口 舞
漫画:『グッバイ・ローション』ザ・花実
インタビュー:『なんでもない人』田栗範昭 54歳
編集・発行:菊池拓哉
装丁:o-flat inc.
印刷:藤原印刷株式会社
製本:株式会社望月製本所
初版500部限定
編集者の菊池拓哉が、ゴーストライター、タレント、詩人、ゲームシナリオ作家、そして物流業社の職員らに「鍵をかけて大切にしまっておきたい物語を書いてください」というお題を投げ、彼らが紡いだとっておきの小説や詩、漫画を、鉄の鍵で閉じた本に仕立てた文芸誌。
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SNSによって言葉の拡散性が増し、隠れることよりも見つかることのほうが良しとされがちな現代にあって、私たちがありのままの私たちであり続ける余地は、思いのほか残されていないような気がします。
(略)
世界におもねることなく、誰の目に支配されることもなく、私たちが「よい」と頷き合える物語と言葉だけを編み込んで、一冊の本に綴じることにしました。
この本に「鍵」をかけたのも、そんな私たちを取り巻く現状に対するささやかな抵抗と矛盾のためです。
ここに閉じ込めた物語をできれば多くの人に読んでもらいたいという欲求と、わからない人には永遠に届かなくたってかまわないという意地。そんな相反する衝動に突き動かされた私たちにとっては、「鍵を開けて・読む」というわずかばかりの障壁を乗り超えてくれるくらいの読者がちょうどいい。 そんなことを考えました。
ただひたすらに拡散と膨張を繰り返す外の世界とは一線を画した、閉じられた世界。その理想の世界を鍵という障壁によって実現したかったのです。
(編集後記より)
【収録作品・寄稿者】
巻頭詩:黒川隆介
小説:『ロンドンペンギン』神西亜樹
『アイドルの教育係』森 旭彦
『謝るな』関口 舞
漫画:『グッバイ・ローション』ザ・花実
インタビュー:『なんでもない人』田栗範昭 54歳
編集・発行:菊池拓哉
装丁:o-flat inc.
印刷:藤原印刷株式会社
製本:株式会社望月製本所