私たちの草上の昼食 / 小松岬
21cm×15cm 40P
歌人、小松岬による「しふくの時」に続く歌集『私たちの草上の昼食』。
したしげな声降りそそぐ この庭を出ない程度に賢くおなり
引き出しの真珠を披露するごとくむかしの夢を母はときおり
家事ひとつしぐさひとつで結婚ののちの暮らしをはかられている
良い娘さんねと言われるたびに積む胸の岸辺のやわらかい石
憐れみを優雅に混ぜておとなたちテレビの田嶋陽子を笑う
巻末には、収録短歌に続く31首目を読者自らが詠んで参加することができる空白のページが。詠んだ短歌は付属のQRコードから投稿することも可能。
歌人、小松岬による「しふくの時」に続く歌集『私たちの草上の昼食』。
したしげな声降りそそぐ この庭を出ない程度に賢くおなり
引き出しの真珠を披露するごとくむかしの夢を母はときおり
家事ひとつしぐさひとつで結婚ののちの暮らしをはかられている
良い娘さんねと言われるたびに積む胸の岸辺のやわらかい石
憐れみを優雅に混ぜておとなたちテレビの田嶋陽子を笑う
巻末には、収録短歌に続く31首目を読者自らが詠んで参加することができる空白のページが。詠んだ短歌は付属のQRコードから投稿することも可能。