Call If You Need Me: feminism, sexuality, care / 惠愛由、井上花月
21cm×15cm 118P
惠愛由(BROTHER SUN SISTER MOON)と井上花月(Laura day romance)によるポッドキャスト番組『Call If You Need Me』から、フェミニズム・セクシュアリティ・ケアという3つのテーマをもとに再構成したZINE。
ポッドキャストでの対話内容が2人のコメント付きで掲載されているほか、惠と井上の交換日記も展開されている。
―――
フェミニズムについて語ると自分自身のやわらかな部分をいやおうなくさらすことになる、なぜならそこには痛み(わたしの/まのあたりにしてきた誰かの)やためらい、言いよどむ時間、そして心からの希望がみんなあるから。そしてまた、語ることによって開かれていく窓があり、見知らぬ人と視線を交わし合う。そのことがわたしを自由にするのだと思う。
ずいぶん懸命に話しました、文字にすること、あらたにコメントや日記を書くことでまた別の秩序がここにも生まれています。ごろごろしながら、ぜひ一緒に話す気分で。
(惠愛由)
自分ひとりの部屋で縮こまっていたわたしは、フェミニズムを知ってからずいぶんと自由になった。痛みに慣れすぎたひとが回復していくとき、わたしは傷んでいると認めることから始まるが、しかしそれをひとりだけで続けていたならば、ほの暗い過去からつづく現在の悲しみに放りこまれないよう、もっともっとかたくなになっていたと思う。
ふたりで、みんなと語ることで、わたしの柔さは取り戻されてきた。そうしてどんどん自分に還ってゆく感覚は、何物にも変えがたく、わたしの生きる希望となってここに記録されている。改めて本になったCALL IF YOU NEED MEは、わたしにとって大事なもののひとつとなりました。
(井上花月)
惠愛由(BROTHER SUN SISTER MOON)と井上花月(Laura day romance)によるポッドキャスト番組『Call If You Need Me』から、フェミニズム・セクシュアリティ・ケアという3つのテーマをもとに再構成したZINE。
ポッドキャストでの対話内容が2人のコメント付きで掲載されているほか、惠と井上の交換日記も展開されている。
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フェミニズムについて語ると自分自身のやわらかな部分をいやおうなくさらすことになる、なぜならそこには痛み(わたしの/まのあたりにしてきた誰かの)やためらい、言いよどむ時間、そして心からの希望がみんなあるから。そしてまた、語ることによって開かれていく窓があり、見知らぬ人と視線を交わし合う。そのことがわたしを自由にするのだと思う。
ずいぶん懸命に話しました、文字にすること、あらたにコメントや日記を書くことでまた別の秩序がここにも生まれています。ごろごろしながら、ぜひ一緒に話す気分で。
(惠愛由)
自分ひとりの部屋で縮こまっていたわたしは、フェミニズムを知ってからずいぶんと自由になった。痛みに慣れすぎたひとが回復していくとき、わたしは傷んでいると認めることから始まるが、しかしそれをひとりだけで続けていたならば、ほの暗い過去からつづく現在の悲しみに放りこまれないよう、もっともっとかたくなになっていたと思う。
ふたりで、みんなと語ることで、わたしの柔さは取り戻されてきた。そうしてどんどん自分に還ってゆく感覚は、何物にも変えがたく、わたしの生きる希望となってここに記録されている。改めて本になったCALL IF YOU NEED MEは、わたしにとって大事なもののひとつとなりました。
(井上花月)