【サイン本】キャッシュとディッシュ / 岡崎祥久
19cm×13cm 216P
初回入荷分サイン入り
群像新人賞、野間文芸新人賞も受賞している作家、岡崎祥久による小説集。
叔父が残した唯一の遺品は、軽くて手ざわりのよい白い皿だった。非正規労働で暮らす男はやがてその力に気づく。購入したモノの代金を返す皿が、男の部屋と人生を変容させていく表題作「キャッシュとディッシュ」。
書籍取次センターで働く男は、春になったら絵の学校へ行くことを支えに冬を越えてゆく。単純労働、屋上の陽光、オートバイ、巨きな女。流れていくコンベヤーの前で抜け出すはずだった時間が過ぎていく群像新人文学賞受賞作「秒速10センチの越冬」。
1997年と2020年、20余年の時を隔てて描かれた、すり減っていく生活、見えない出口、ずらされていく未来、自己責任。失われた30年の閉塞と抵抗を刻み込んだ2編を収録。
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形が残らなくなった消費活動の果てには何が残るのか。無駄遣いはただの無駄なのか。貧困と買い物から、生の限界を描く傑作撤退文学。
──渡辺祐真(作家・書評家)
身につまされる。今までつまされたことのない部分が身につまされる。この身につまされ方には、中身が詰まってる!
──斎藤真理子(翻訳家)
本作は、倉本さおり・滝口悠生・町屋良平の3名が選者となり、文芸誌に発表された小説や入手が困難になっている書籍のなかから、あらためて読み直されるべき作品を刊行していく、フィルムアート社のシリーズ[First Archives]の第二弾としてリリース。
岡崎祥久[オカザキ・ヨシヒサ]
1968年生まれ。「秒速10センチの越冬」で第40回群像新人賞を受賞しデビュー。『楽天屋』で第22回野間文芸新人賞を受賞。著書に『秒速10センチの越冬』『楽天屋』『南へ下る道』『首鳴り姫』『昨日この世界で』『ctの深い川の町』『ファンタズマゴーリア』がある。文芸書以外にも『文学的なジャーナル』『バンビーノ』『独学魔法ノート』『千年ギツネ』『ポシーとポパー ふたりは探偵 魔界からの挑戦』があるが、フィクションではない著書はない。
初回入荷分サイン入り
群像新人賞、野間文芸新人賞も受賞している作家、岡崎祥久による小説集。
叔父が残した唯一の遺品は、軽くて手ざわりのよい白い皿だった。非正規労働で暮らす男はやがてその力に気づく。購入したモノの代金を返す皿が、男の部屋と人生を変容させていく表題作「キャッシュとディッシュ」。
書籍取次センターで働く男は、春になったら絵の学校へ行くことを支えに冬を越えてゆく。単純労働、屋上の陽光、オートバイ、巨きな女。流れていくコンベヤーの前で抜け出すはずだった時間が過ぎていく群像新人文学賞受賞作「秒速10センチの越冬」。
1997年と2020年、20余年の時を隔てて描かれた、すり減っていく生活、見えない出口、ずらされていく未来、自己責任。失われた30年の閉塞と抵抗を刻み込んだ2編を収録。
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形が残らなくなった消費活動の果てには何が残るのか。無駄遣いはただの無駄なのか。貧困と買い物から、生の限界を描く傑作撤退文学。
──渡辺祐真(作家・書評家)
身につまされる。今までつまされたことのない部分が身につまされる。この身につまされ方には、中身が詰まってる!
──斎藤真理子(翻訳家)
本作は、倉本さおり・滝口悠生・町屋良平の3名が選者となり、文芸誌に発表された小説や入手が困難になっている書籍のなかから、あらためて読み直されるべき作品を刊行していく、フィルムアート社のシリーズ[First Archives]の第二弾としてリリース。
岡崎祥久[オカザキ・ヨシヒサ]
1968年生まれ。「秒速10センチの越冬」で第40回群像新人賞を受賞しデビュー。『楽天屋』で第22回野間文芸新人賞を受賞。著書に『秒速10センチの越冬』『楽天屋』『南へ下る道』『首鳴り姫』『昨日この世界で』『ctの深い川の町』『ファンタズマゴーリア』がある。文芸書以外にも『文学的なジャーナル』『バンビーノ』『独学魔法ノート』『千年ギツネ』『ポシーとポパー ふたりは探偵 魔界からの挑戦』があるが、フィクションではない著書はない。
