カステーラのような明るい夜 / 尾形亀之助
19cm×12cm 154P
孤独を見つめ、そのなかに悲しみも寂しさもユーモアも、そして幸せをも見出した、戦前の詩人、尾形亀之助の詩集。
本作は、尾形亀之助や天野忠に影響されて詩を書き始めたという奈良の詩人、西尾勝彦が編集し、クラフト・エヴィング商會が装幀を担当。素朴でいて贅沢な詩集に仕上がっています。
時代を超えてなお、読者のこころに軽やかな風を吹き込む亀之助のポエジーを、存分に味わえる1冊です。
―――
「秋」
円い山の上に旗が立っている
空はよく晴れわたって
子供等の歌が聞えてくる
紅葉を折って帰る人は
乾いた路を歩いてくる
秋は 綺麗にみがいたガラスの中です
孤独を見つめ、そのなかに悲しみも寂しさもユーモアも、そして幸せをも見出した、戦前の詩人、尾形亀之助の詩集。
本作は、尾形亀之助や天野忠に影響されて詩を書き始めたという奈良の詩人、西尾勝彦が編集し、クラフト・エヴィング商會が装幀を担当。素朴でいて贅沢な詩集に仕上がっています。
時代を超えてなお、読者のこころに軽やかな風を吹き込む亀之助のポエジーを、存分に味わえる1冊です。
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「秋」
円い山の上に旗が立っている
空はよく晴れわたって
子供等の歌が聞えてくる
紅葉を折って帰る人は
乾いた路を歩いてくる
秋は 綺麗にみがいたガラスの中です