インロック / 森口ぽるぽ
19cm×13cm 122P
歌人、森口ぽるぽによる第一歌集。
「ナナロク社 第1回 あたらしい歌集選考会」で、岡野大嗣が選出し「一筆書きの電子音楽」のようと評した短歌を、本の天地を断裁する特殊造本に収めた一冊。
姿には予定が写りにくいからあなたも突然わたしを殴れる
そういえばブレーキにある指先はお釣りをぶちまけたことがある
つじつまの場外に立ち尽くしている 地べたのペンはうっかり落とした
獅子舞について行ったら花畑「もちろん」多幸感の越冬
IちゃんはIちゃんが怖いIちゃんはケーキで無罪を祝うのが日課
Uちゃんはもう名前までUちゃんは臭うウズラの卵をじっと
Fちゃんの肩を親しげにFちゃんが避けたつもりの枝が揺れてた
歌人、森口ぽるぽによる第一歌集。
「ナナロク社 第1回 あたらしい歌集選考会」で、岡野大嗣が選出し「一筆書きの電子音楽」のようと評した短歌を、本の天地を断裁する特殊造本に収めた一冊。
姿には予定が写りにくいからあなたも突然わたしを殴れる
そういえばブレーキにある指先はお釣りをぶちまけたことがある
つじつまの場外に立ち尽くしている 地べたのペンはうっかり落とした
獅子舞について行ったら花畑「もちろん」多幸感の越冬
IちゃんはIちゃんが怖いIちゃんはケーキで無罪を祝うのが日課
Uちゃんはもう名前までUちゃんは臭うウズラの卵をじっと
Fちゃんの肩を親しげにFちゃんが避けたつもりの枝が揺れてた