わからなさを生きる哲学 / 岡山敬二

わからなさを生きる哲学 / 岡山敬二

販売価格: 1,870円(税込)

19cm×13cm 256P


哲学博士の著者、岡山敬二が綴った、「わからない」を切り口に、西洋哲学を一緒に歩く、問いを立てるための思考のレッスン。

ソクラテスから、デカルト、ニーチェ、フッサール、メルロ=ポンティ、そしてハイデガー…。

人間、時間、「わたし」体と心、死って、いったい何?
あなたは、わたしは、世界は、 なぜ、かけがえがないのか?
わからない。
──それでも、世界は美しい。


【目次】
■はじめに

■序……わからなさのはじまり──「人間とは何なのか」という問い

I 人間とは何なのかよくわからない
■第1話……人間とは何か、その答えはどこにある?──デカルトからニーチェへ
■第2話……ちっぽけな理性と大いなる理性──ニーチェからデカルトへ

II 人間と動物や機械はどうちがうのかよくわからない
■第3話……考えている私は存在するのか──デカルト
■第4話……人間のする計算とは何なのか──フッサール
■第5話……人間はどこから人間になったのか──ケーラーからメルロ=ポンティへ

III 身体は私のものなのかどうかよくわからない
■第6話……身体こそがここにいる?──デカルトの向こうへ
■第7話……身体である私はどこにいるのか──メルロ=ポンティ

IV 時は流れるのかどうかよくわからない
■第8話……時計の時間は時間ではない?──アリストテレスからアウグスティヌスへ
■第9話……時は重なり、空間に広がる──フッサールからメルロ=ポンティへ

V 人はどう死ぬのかよくわからない
■第10話……死とはどういう出来事なのか──ソクラテスからショーペンハウアーまで
■第11話……失われることに人は何を思うのか──エピクロスからハイデガーへ
■第12話……人は死ぬことができるのか──ハイデガー

結び 哲学のはじまり──わからなさをわかること

■あとがき